招待客をたくさん読んで行う披露宴であれば、
席次や料理にも気を遣い、
滞りなく進行するために様々な配慮をするでしょう。
その招待客が親族のみになった途端、
普段の自分たちの延長で考えればよいと
安心したりしていませんか?
親族のみと言っても、自分の親族だけではなく、
相手の親族も参加されます。
さらに、たとえあなた自身が相手の親族と
ある程度関係が出来ていたとしても、
それぞれの親族同士は初対面という事も
十分に考えられるのです。
そこで今回は、親族のみの披露宴計画から出し物の決め方まで、
式の流れを整理してみましょう!
親族のみの披露宴を計画しよう!
盛大な披露宴のようなきっちりした進行を
作り上げるである必要はありません。
それでも何も考えておかないと、
料理と歓談を楽しむだけの会になってしまう可能性があります!
せっかく親睦を深める絶好の機会になるはずの披露宴が、
だらけた雰囲気だけが際立ち印象の悪いものになることによって、
これから始まる親戚関係がうまくいかなくなったのでは
元も子もありません。
披露宴を親族のみで行おうとするときは、
招待客の人数が絞られることが予想されます。
さらには、新郎新婦やその両親の情報を総合すれば、
それぞれの招待客の事情や好みが把握できることも多いです。
招待客に対して具体的な配慮をすると良いでしょう。
それは主に会場選びによるところが
大きいかもしれません。
主に所在地、雰囲気に分けられるかと思います。
最初の、所在地というのは主に地域と
アクセスによります。
それぞれの招待客の住んでいる地域が
把握できる環境にあるわけです。
そのうちのどこかにするのか、
全く別の中間地点にするのか考えておきたいものです。
新郎の居住地域か、新婦の居住地域かのほかに、
車いすや医療的配慮が必要な招待客がいれば、
その方の負担を減らすべく会場が選ばれることもあるでしょう。
それに伴って、公共交通機関でのアクセスがよく、
駅に近い会場を選ぶのか、郊外であっても
車でのアクセスが良いところを選ぶこともあると思います。
次の雰囲気というのは、会場の特徴でもあります。
ガーデンチャペル風にするか、
もう少し部屋の雰囲気を重視してレストラン風にするのか、
一般的な結婚式場に近い雰囲気にするか、
それとも料亭のような和風の雰囲気にするのか、などです。
このあたりは、それぞれの招待客の好みによるところが
大きいと思います。
ご両親と相談しながら決められることを
お勧めいたします。
その雰囲気によって、料理の内容も変わってくるでしょうし、
テーブルの配置も変わってくるでしょう。
それがひいては披露宴での雰囲気に
つながってくるわけですから、
会場選びは手を抜かず、慎重にしたいものです。
親族のみの披露宴は演出が難しい!?
親族のみの披露宴となると、
スピーチも余興もないしどんな演出をして良いかわからない、
といって頭を抱えるかもしれませんが、
あまり大げさな演出はいらないと思います
親族だからこそ、今日から始まる親戚づきあいを
楽しみにもし、不安でもあります。
この場にいるのがどんな人たちなのかを
知りたくて仕方がないのです。
そこで、披露宴が始まったらなるべく早く
それぞれの紹介をしましょう。
できればそれぞれ自己紹介が良いでしょう。
自己紹介であれば必然的に発言の機会がありますから、
緊張がほどけるきっかけになります。
またそこで詩吟などが得意だという話になれば、
その詩吟を披露することによって、
余興に変えることもできるのです。
また、招待客が少ないという利点を生かし、
シェフに1皿ずつ料理の説明をしてもらうのも面白いと思います。
自己紹介だけではほぐしきれなかった会場の雰囲気も、
料理という共通の話題によって
次第に柔らかくなっていくことが考えられるのです。
さらに、テーブルの配置等にもよりますが、
新郎新婦が招待客のテーブルに順番に移動して、
ゆっくりと招待客と話す時間を設けるのもよいでしょう。
招待客に間近で接することができる上に、
新郎新婦が話を誘導することによって親戚同士の親睦がはかられ、
アットホームな雰囲気を作り出すことが出来るのです。
その一方で、披露宴の司会とカメラマンについては、
プロの方にお願いするとよいかもしれません。
披露宴の雰囲気がアットホームになればなるほど、
名残惜しくなるものでもありますし、
だらだらとした雰囲気になりがちです。
プロの司会者であれば、場の雰囲気を壊さず
進行してもらえると思いますし、
今後の親せきづきあいが円滑になる可能性もあります。
そして、そのアットホームな雰囲気を
プロのカメラマンに撮影してもらう事によって
いつでも思い出すことができます。
招待客が自分のスマホやデジカメでも
撮影しているでしょうが。
特定の招待客ばかりが写っている可能性もあるので、
客観的な目をもった第三者にその場を切り取っておいてもらう事は
今後にとっても有用です。
人数を少なくしている分、
司会者とカメラマンにまわす予算があると思いますので、
一度考えてみるとよいと思います。
結婚式を親族のみで行う場合、受付や司会はどうする?
最近では友人や会社関係の人まで招待はしない、
親族のみのアットホームな式というのも増えてきています。
しかし、その場合受付は必要なのか、
司会はどうするのか…など、
一般的な式とは異なる点も多々出てきますね。
続いてそんな疑問についてまとめてみました。
結婚式、親族のみでも受付は必要なのか?誰がやるのか?
親族のみの結婚式の場合、
人数もそんなに多くないことがほとんどですし、
受付は必要なのかと迷ってしまいますよね。
絶対にこうしなければいけない、
という決まりはありませんが、
実際に親族のみの結婚式を行った場合
「受付を設けた」という人のほうが多いようです。
その理由は以下の通り。
・お車代などを渡すため
・ご祝儀を受け取るため
・出席の有無を確認するため
・受付がないとゲストが戸惑いそう
招待された側も通常の式とは違った親族のみの式では、
式場を訪れたもののどうしたらいいのか迷ってしまう場合もあります。
特に、受付でご祝儀を渡そうとしていた場合は、
「このご祝儀どうすればいいの?」
と焦ってしまうことも。
まず受付があることで、ご祝儀等のやり取りや
その後の案内などがスムーズに行くのです。
通常は友人や同僚などに頼むことが多い受付ですが、
親族のみの場合は兄弟姉妹や年の近い(若い)
従兄弟などに頼むことが多いようですよ。
もちろん、「受付を設けない」という選択をする人もいますし、
それも間違いや失礼と言うわけではありません。
受付を設けない場合にはゲストが戸惑ってしまわないように、
あらかじめ受付がない旨を伝えておくとよりスムーズですよ。
ご祝儀やお車代については、自分たちの代わりに
ご両親にやりとりしてもらえるように話をしておきましょう。
結婚式が親族のみの場合、司会はどうするのか
大人数の披露宴の場合はスムーズに進行するためにも
司会は必須ですが、
少人数で親族のみの場合はどうなのでしょうか。
これは披露宴の内容によっても変わってきますが、
司会を立てる人と立てない人は半々くらいのようです。
・人数が20人以下
・余興などはなしで、演出も少ない(ほぼお食事会のようなもの)
・親族に喋るのが得意な人がいる
このような場合には、わざわざ司会を立てず、
式場のスタッフに簡単に進行をしてもらったり、
喋るのが得意な親族が担当したりすることが多いようです。
もっとカジュアルな式では、新郎自らが
進行役をすることも珍しくはありません。
ただし、親族のみとはいえこれ以上人数が多かったり、
演出などをふんだんに取り入れたい場合は
司会を立てたほうがスムーズです。
司会はただプログラムを進行するだけではなく、
場の雰囲気を盛り上げたり急なトラブルに
うまく対処してくれたりもしますからね。
最後に
どんな結婚式でもそうですが、
「こうしなければいけない」
と言った決まりはありません。
状況に応じて、自分たちの式に
ベストな形をとりましょう。
受付や司会がなくても十分素敵な式にもできますし、
そこはあなた次第です。
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